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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2915] 終電のない列車
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕は歌う
未来であなたといれるように
僕は祈る
明日も明後日も君を忘れないように

君がよそ見して見てない時にほっぺにキスして 隙を盗むんだ

ちっちゃな夢 抱えて重そうにしてる君はなんて素晴らしい人
俺の夢なんか足下にもおよばないな
君はすごいな

君のすべてに
君のすべてに
ほれたんだよ
ほら 見て こんなにも好きな気持ち 胸の中あふれて大洪水

笑顔と涙のシアター
心にのみ上映されるらしい 生きてる間中ずっと
僕ら貸し切りで観られるらしい

だから

僕は歌う
未来で今日とおなじ笑顔浮かべられますように
僕は祈る
あなたの笑顔消えないように消さないようにガンバルヨ

僕らは歌い合う

明日も明後日も
当たり前みたいな愛のことば 交わし合って言い合いっこして

繰り返す日々はずっと続いてく
レールの終わりを過ぎても列車は銀河を目指し今度は宇宙を旅する

きっと僕ら命つきてもつぎの旅が待ってる
だから笑える
ずっと愛を愛だといえない日々が永久になっても

きっと僕ら
泣かないよ
笑顔 なくさないって決めたから
つよくつよく終わりへと向かう列車の中
笑う 笑う 笑う

いつかやむやさしい雨にふられながら心撫でられながら
日々はずっと僕ら乗せて走る 永遠に終わらない光へ向かっていくんだ

終電のない列車に乗ったときから確信してた終わりをことばにはしないでめを閉じよう いつか

花にかこまれて白く冷たくなろうとふたり決めたよ

それでも笑う 笑う 笑う
愛し合える今を幸せに思いながら
今ある時間に感謝しながら
すべてにむけて
ありがとう 歌うよ。

2008/09/14 (Sun)

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