詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
恋を愛をしたとき
人はいつも胸をおさえて鼓動の度合いを確かめるという
そして本命か義理なのか区分するという
雪や雨に濡れて頬に流れる涙をぬぐう姿よ
明日をどうか曇らせないで
もうこれ以上
いつからいつまで僕は恋にドキドキできるだろう
若いとき はじめて恋をした感覚 保てんだろう
保てんだろう
今 悲しくも甘いメロディーに包まれて 夜の闇のなか必死に光をさがした
包み紙に包まれたあめ玉みたいにガードの固い君を僕はなぜこんなにまで好きになったんだろう
考えてみれば何もかもが理解できない
不思議なことばかりで
日々は頭を悩ます疑問ばかりつれてくる
街にも学校にも仕事場にも日常にも関わってくる
きつく絡まるように
気づけば近くにあるんだよ
テレビは最新式なのに中身の構造は変わらないみたいな世界だから時代錯誤起こしそうな今は僕なにに悩みなにに一生懸命になってりゃいいんだろう
目標とか道しるべとかやるべきこと
見失ったら人って意外とこうまで狂っちゃうんだ
狂っちゃうんだ
狂いのうた
耳を閉ざせばほら
聞こえる
誰かが歌ってる
僕が歌わなくても
誰かが歌うんだ
誰かが歌うんだ
誰かしらが歌うんだ
狂いのうたを
狂った時代だから
混ざり合いすぎた
人混みのような世界に生きる僕らはなにを焦点にしていいかわからず見定めるにも見定められず
夢のない日々
あっちこっちさまようだけ
さまようだけ
怒鳴られても
逃げるのは犯人だからじゃない
追われるから
えてして真実は簡単なんだぜ
難しくするのは人の勝手だ
されどそれは身勝手だ
だから狂ってんだ。
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