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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3015] ナミダ雨
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][得票][編集]


心の中に雨が降ってる
悲しみの雨
やさしさの雨
歓びの雨 瞳のレンズからかすかに見える

心の中の雨がやむころ
悲しみは歓びに
歓びは悲しみに
くり返す日々 スクリーンが映し出す

その中でずっとボクはボクのまま白百合のよな汚れのない人であるために傷ついてたくさん汗流して人の痛みや苦しみを自らのみこむ

アングル変えればほらね輝くボクの居場所
愛がボクを頼るときだけ ボクは人生で一番 ひときわやさしくなる
あたたかい涙流せる人になれる

だから ありがとうだけいってさよなら
それだけじゃ本当は胸が苦しくって許さないのに 雨が流すよに言葉はアスファルトにしみて消えてく

ボクが本当にいいたい言葉は 嗚呼 愛してるなのに 何故かいえなくて 日々をだいぶ流してる

このままでは終われないのに やっかいで切ない恋をしたとは思わない
なぜならばボクは君を愛したことくだらないなんて思わないから
それはあなたを本気で愛してるから それほどに君は美しく魅力的で心が涙を流すほど遠くて 走り去る列車のよに自由な人で
みんなにやさしいけど 単にやさしいだけじゃなく厳しさももっている人
遠くなったり近づいたり でもけっして届かない つかめない

まるで雨みたいだ

やさしいよなあたたかい雨 時に冷たく頬を流れる雨
それは流れる涙さ
雨の冷たさを感じさせないくらいあたたかな涙が君の姿をにじませる

ナミダ雨 ふらり
降ってきた
ひと雨きそうな予感を引き連れて
やってきた
ナミダ雨 ポタリ
流れてきた
うれし涙でぼやけた景色とにらめっこ

世界がはじめて愛しく見えた

ナミダ雨 景色にとけてく
ナミダ雨 心の中にしみていく

しみわたる涙が心の傷にしみていく

これからのボクの日々に君がしみていくよに愛は永久にこの場所で続く。

2008/10/25 (Sat)

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