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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3046] 仮題「名もない風」
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][得票][編集]


臆病風に吹かれて
あなたは旅立つ宿命を放棄した
それでも日々はつづくから 生き恥をさらすことを選んでも生きることに決めた
それもまたあなたからすれば立派な誓い

ボクはそんなあなたを心から尊敬する
取り決められた常識をなぞるだけが選択肢じゃないこと
ボクはわかってるから

あなたに冷たく吹く風があっても
ボクという風はやさしくあなたを包む
ほかの風に嫌煙されても
ボクは風に吹かれて微笑むあなたを恋い慕う
ただのばかな名もない風だから。

2008/11/02 (Sun)

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