詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][得票][編集] |
臆病風に吹かれて
あなたは旅立つ宿命を放棄した
それでも日々はつづくから 生き恥をさらすことを選んでも生きることに決めた
それもまたあなたからすれば立派な誓い
ボクはそんなあなたを心から尊敬する
取り決められた常識をなぞるだけが選択肢じゃないこと
ボクはわかってるから
あなたに冷たく吹く風があっても
ボクという風はやさしくあなたを包む
ほかの風に嫌煙されても
ボクは風に吹かれて微笑むあなたを恋い慕う
ただのばかな名もない風だから。
[前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -