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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3101] さいごはやっぱり愛してる
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


あなたがそこにいるという事は私がいる大きな意味になっているはず
あなたがいるから私がいる
私がいるからあなたがいる
そうやっておたがいがおたがいのいる意味を助長したり肯定したりする事でおたがいの存在を明らかにする

たとえば私が笑うからあなたも笑うとか
たとえば私が好きだからあなたも好きだとか

同じ人間だからわかることもあるはずだし
同じ人間でも違う異性だからわからない事もあるけれど
確かにわかることもあるんだという事がひとりきりにならない秘訣だから
続けていこう こんな問いかけと答の投げ合い

自然なことを正しいままにできなくても
それでもあなたはあなただし私は私なわけだから
大丈夫、なにも変わらないよ
だから歩いてゆこう
こんなな具合で
ゆっくりのんびり気長にさ
明日も来年も何十年後も人生さいごの日も
想像すればきりがないけど
とにかく君やあなたといる今を楽しめていれば
私たちはうまくいってるって事だから
運命なんてカッコつけた言葉でキメなくても十分あなたと私ってだけでカッコはついてる

だから私は私
だからあなたはあなた
自分のまんまで自分らしく生きていこう
無理しないでそのままはそのままで
変えていけるとこがあるならおたがい変えていけるとこ見つけていってゆっくり変えていこう

遅いって言われるくらいゆっくりでいいんだ
ゆっくり生きてるようで急ぎ足の世界の流れについていけなくたって
私はあなたの流れ
あなたは私の流れ
おたがいの流れを眺めていればそれがやがて幸せに結びつく

今は限りなくそう思うんだ
だからあなたや私じゃなければこの思いや今の生活はなかったんだ
そんな事 思ったりしてさり気なく手渡すよ
今までで一番頭をひねって考えた言葉
やっぱりさいごは愛してる
これっきゃないね
いくら案を出しても。

2008/11/13 (Thu)

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