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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3155] 僕を愛してくれる人に愛に行こう
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

人にはだれにでも自分以外のだれかに届けたい思いがある

それは愛

僕ならあなたに
あなたはだれに?
その愛を届けるの?
僕じゃないならばだれになの?
たった一つの愛だから
君が僕にくれないんじゃ恋は終わりさ
思いはどこに捨てればいい?

君のせいじゃない
勝手に僕が抱いた思いだけれどなんか釈然としないな
思いはもともと行き場なんてないから

うまくいかない恋も未来も視野に入れておけばよかった、とか
恋などしなきゃよかった
それだけは思わない
だってわかってたって恋するから
あなたを見かけてしまったから
恋のすばらしさは叶わなくても変わらない
だから失恋したってふられたって恋によばれれば僕は声がするほうに向かうよ
そこに永久につづく恋があると信じて
声がするなら僕は行くよ

僕を愛してくれる人に出逢うため
僕を愛してくれる人に会いに行こう

今すぐ
あの街この街
いつかの街まで

幻の人 だれかもわからない運命の人
ばか呼ばわりされても追いかけながら
どんなものより他人のとめる声より不確かで宛もない何かねほうを信じながら僕は世界中さがして歩くよ

不確かなら半分は確かなことでもあると一心に信じながらなにをさがしてるの?とだれかに聞かれたらば適当にでもカッコつけてこう言うよ、永遠の愛をさがしてるんだって


不確かで確かな光
みつめてさあこの街には求めてる人がいないとわかったら次の街へ
繰り返し行けばいつかいつか

僕が求めてる愛をもつ人が 宝石みたいに光をはなつ人がいるんだ 今近くに感じてる

信じてる 信じてる

どこかの街にその人が住んでるんだときりもなく思う

そのたび涙を流すけど今度こそはと叫べ
そのうち笑ってるさ きっときっと明日こそはと思う気持ちが楽園という愛のドアをあける!

2008/11/22 (Sat)

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