詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][得票][編集] |
君は詩が本当に好きなんだね
楽器も弾けない
楽譜も読めないし書けない
それでも詩が好きなんだね
たいしてうまいわけじゃない
コツもテクニックも息づかいの仕方もしらない
まったくの素人だよ
他人から見りゃ下手の横好きかもしれない
無駄かもしれない
だけれど好きだからとても好きだから
詩は書くのさ
好きって気持ちがなかったらきっと詩なんて書かないよ
だから詩を書くのはただ純粋に好きだから
それがたまに燃え上がりすぎてエスカレートして舞い上がりすぎちゃって他人から疎まれたりする
けれど仕方ない
好きなんだから
そこまで熱くなれる
夢中になれる
寝る間も惜しんで詩を書きたいくらいだ
だって詩だけが僕の救いの光
詩だけしか能がないもの
なにもないよりはマシでしょ
少しは笑いなさい
僕よ
少しは嬉しがりなよ
僕よ
笑えない 笑えないよ
好きだからこそ好きにできない事もある
好きだからこそ適当にはできないんだよ
詩のためならば夢もみれなくていい
詩のためならば夜をくれてやってもいい
詩のためならば夢なんて叶わなくていい
詩のためならば…僕はなに熱くなってんだろうな
でもそれくらいの犠牲ならばだせるさ
だって好きだから
詩が好きだから書き続けていきたい
詩だけがあればいい 命をかけている
たとえいつか詩も書けなくなるときは
それまでに最後の詩を書くよ
ただ悲しいだけの詩じゃない 今までで一番長い時間費やして満足するまで悪戦苦闘して完成させる
詩よ 僕に光をください
詩には感謝している
僕に 光を見せてくれた
はじめて人にやさしくされた気分だ
他人の気がしないや
詩は僕の側いつでもある
描くたび心から飛び出して絶え間ないときめきを感じさせてくれるただひとつの生きる希望だ。
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