詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
相手を打ち負かす方法ならば幾千通り
百戦錬磨の僕はもはやチャンピオンを超越した人間です
理由は今までたくさん負けた分 パターンや流れを読めるから次なにを繰り出してくるかわかるよ
順番も順序もバラバラだって平気
こざかしいぜ
先生がたまにテストを教科書通りまっすぐゆるかに時代ごとにせずバラバラに出すように
規則のないその流れ
僕は見切ったんだ
ケンカがぜったい勝つ方法 悟りました
ワンパターンのおまえの左ジャブは甘いぜ ひらり華麗にかわした僕は不適な笑顔で観客にアピール
何度も同じ技くうと思うなかれ 今度はこっちからきついカーブを描いて右アッパー
つづいて顔面ストレート 名付けて鼻つぶし
ほんとありきたりだぜ
僕の中で回り続ける僕の作り出した世界
君の中で回り続ける君が作り出した世界
いつかその二つの世界がなんとか重なり合って併合する日はないのかなあ
二つの真実がいい形で二人とも笑えるような どちらの世界も無駄にならないような片づけ方ないかなあ
君の考えや思いつきも決して嘘だとは言わないから
舌をかわかすパサパサのモナカ口に放り込んで
心の中で溶けて消えた
口から飛び出した皮肉や愚かさを考える時間 もうけよう
決して熱くならないように 僕はなにを言われても動じないさ
君の話を聞きたいから
笑ったままがいやならふつうの顔でうなずくよ
君が話し終えるまで口ははさまない
それがケンカの基本 鉄則でございます
と、わたくしめは考えております
どうでしょう…?
昼からのワイドショー
昨日観たロードショー
おふざけはなるべくなしで真剣に語ること
満遍なくパンにバターを塗るように時間気にせず話そう そうしようよ
ケンカなんてくだらないって言ってもみんなしてるだろ
だからまず大切なのは人の話を最後まで聞いてあげる事 その心が不可欠。
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