ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > たまごかけご飯の呪い

甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3269] たまごかけご飯の呪い
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][得票][編集]

たまごかけご飯
食べたい
あたたかいご飯に冷たいたまごかけて食べたい

黄身と白身 半々
ご飯とたまごも 半々
ちょうどいいくらいで頼むよ 母さん

さあ かけよう 混ぜよう ぐっちゃぐちゃ
箸で高速回転
思わず息も忘れるほどの勢いで
回せ!MY箸 回せ!ぐるぐる くるくる
目が回るくらい
疲れるくらい
そのうちいい具合に混ぜあがる
そのうちいい味に仕上がるから

それまで何も思わず
混ぜることにだけ集中して
回せ 回せ 回せ
たまごかけご飯つくりなさい MY MY MY…

人生もそれくらい夢中になれたらすばらしいのに
なぜか好きなこと以外 無関心のようでございます
はい、では そんな用件なら接続切ります

さようなら

そんな悪い 悪い
悪循環の舐めまわし
繰り返す 悪あがき
なめ返す 裏の裏

たまごかけご飯!
やっぱり朝にはこれが一番!
みそ汁つきで頼むよ
ねえ、母さん!

はぁー…この欲望からはたぶん一生抜け出せない気がします。

2008/12/07 (Sun)

前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -