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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3316] 生存者はキミという命綱を掴む
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


そこにいる

キミがいる

それだけで僕は明日も変わらず生存者

キミという命綱を掴む

それはキミがそこにいて

僕という死に損ないの骸骨に魂を入れる行為だ

だから僕はずっと変わらず生存者だよ

すべては

キミがそこにいて

変わらない笑顔くれるから

僕はいつまでもキミが認める生存者だ

そこにいる

ここにいる

すぐとなり
すぐちかく
息があたるくらい間近

そんな距離が僕を強くする
だからこそ悲しみにも迷うことなく笑顔で対抗できるんだ

なんだ、このやろうって強気になれる
でも時々小さくなっちゃうからそのときはまた頼むよ
あのコトバ

愛してる

そのコトバだけで明日も僕は生存者として
キミのそば キミを守るために生きられるから頼むね
それだけ頼むね

僕の命綱
見た目にはただの女の子
されど僕には大事すぎる人
僕の命綱

切れたらおしまいだよ
僕の命綱

ずっと僕を生かし続けて
僕の生命維持装置よ
植物人間になったってキミを瞳に映したいよ
僕の生命維持装置よ

同じ生の鼓動感じる
そうだ、まだ僕は死んじゃいないんだ
だってキミが僕の目には映ってるから。

2008/12/14 (Sun)

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