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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[338] 遠い憧れ(前半)
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

僕たちは美しいものを美しいと思える
美しい心を持った
美しい人という生き物だ
でも本当に美しいものはその美しい姿を見せびらかしはしない

憧れは遠く
憧れのままで
決していつになっても現実には変わらずに
憧れるだけで
遠くから眺めるだけで
僕の胸に甘酸っぱい叶わぬ恋の終わりを届ける

君はたぶん
僕が一生かけても
届かないくらい
きっと遠すぎて
掴むことさえ
できない
ただただ遠くからこんな風にそっと眺めるだけの

遠い憧れ。

2007/01/19 (Fri)

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