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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3407] 足並みそろえて
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


それができなくたっていいんだよ
罪じゃない
悪いことじゃない
人とおなじことができなくたって笑われる筋合いはない
それを笑う理由はない
ただ人よりちょっと頭の出来がいい意味で違うってだけ

だからある意味
素晴らしいのさ〜

そんな感じ

だから時には足並みそろえて歩けない
ムカデ競争ならその場でまともに転んで責められるけど
それぞれ歩く速さを競ってるわけじゃないし
みんな自由にいろんな場所を歩く 走る 駆けるから
自分のできる範囲
自分がおもうスピードで走ればいい
それがいわゆる自分らしさなんだって思うから
足並みそろえて歩けなくてもいいよ
甘さとかじゃない
そうなんだ
そうなんだ

人と無理して合わせたりする事はないしおなじになろうとする必要はないさ
すべてがそうだよ
そんなに泣くなよ
悲しくなるだろ
僕の大好きな人
助け船を一双出そう
足りなければ二双出そう

これで 笑えるかなぁ
僕は精いっぱい
明るく振る舞ったつもり
でも目尻に拭えぬ影が揺れる
ポタリやがてザーザー 瞳から雨が降る 雨が降る

何でこうなるんだろうね
いやな社会だ
君を泣かす社会は嫌いだ
僕を泣かすいぜんに君を泣かす
僕がいう言葉を君に届く前によけいな思い込みで君を惑わす
なんてふざけたやろうどもだ

いいよいいよ逃げておいで
ここまで 泣きながら
抱き止める 二人 ふるえるうさぎ
弱い者同士 あたためあおう…
愛の炎 暖炉みたいにたき火みたいにメラメラ 燃やして

足並み無理にそろわせようとする社会を断固憎んで 断固うらんで

ギロッ
ギロッ
にらむ
目を光らせる
嫌みな社会に破壊光線!
どうだ笑えんだろ
悲しみもお笑いに…
嫌みなことに
嬉しいことに
ネタはそこらにわんさかある

2008/12/27 (Sat)

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