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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3481] 無意識の中で
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


無意識の中で知らないうちに通り過ぎる未確認の時間たち

数字は踊る 僕の前で
でもただ僕は生きることに夢中で気づかないだけだった
季節の美しさも鮮やかな四季の移り変わりも見逃したテレビ番組と同じにするようじゃ僕はまだ幼い子供だね

抜けきらない幼さを僕はずっと抱いたまま
今の今まで無意識の中で夢を見ていた
長い夢を見ていた
その夢の中ではちゃんと感じてたつもりだったんだ そのつもりだったよ
君の涙もすがりたい気持ちも…
でも でも 僕は自分のことに精いっぱい手いっぱいで君を見過ごしてた

無意識の中で
無意識の中で僕は悪魔だったね

はやく心の意識を取り戻せ!僕よ
最愛の人をなくさぬうちに さあ目覚めてくれ!

愛してる
愛してるのは確かだけど一度ほかのことに意識を集めたらそれに真剣になりすぎてほかのことに目がいかない
時折人ならあることだと思うけど
大切な人の涙やもろもろを見過ごすようじゃ僕は君の恋人として失格だね
ああ されど君をそばにおいていたい
矛盾している
交錯している
どちらでもなく
どちらでもある
曖昧な気持ち

僕を苦しませる

君はもっとそれより苦しい
わかってる…

なんて また
僕は自分が情けなくなってしまうよ
意識をもっていられる今みたいにできるときはできるのに
なぜ 意識は彼方にとぶのだろう

無意識の中でふと頭をよぎるよ
ちゃんと世界をみれてない証だろうか…?
誰か僕に教えて…

2009/01/10 (Sat)

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