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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3483] 幸せのレシピ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


人生で僕は何度 泣け何度笑えるのだろう
大切な君の前で
誰かの前で
家族の前で
本気の思いをしっかり声にして言葉にできるだろう
イメージを形にできるだろう

伝えたい
伝わらない
そんなきりのない繰り返しの向こうにある幸せに笑いかけるように僕は生きてる

信じたい
信じてる
だけど時おり 疑う僕の瞳に不安が映る
でも光は捨てない
どんな闇にのまれても
信じたい人がいるから
僕はしっかりとした理性を保ち生きれるんだよ

確信なんかない
だけど ただ
信じたい気持ちが力になって僕を動かす
いつも
いつの日も

だから 流したい
やさしい涙
すべての人の心を揺らすよな
あたたかい涙

やさしい涙を流しましょう
あなたも
幸せのレシピ心の中でめくってつくろうよ
幸せランチ
何ページに書いてある?
君の好きな未来は?
大丈夫 そのうち頑張っていれば想像どおりの未来にゆける ゆける

泣いても
笑っても
最後にたどり着く場所は皆さん 同じ場所だ
その涙は その笑顔はそれまでの時をやさしく生きるために必要な大切な具材さ

心にふっと そっと差しこむやさしい光
泣いちゃうくらい僕にあたたかくていつもなにも言えなくなる

今 この涙が最後です
なんていつも言うけど
やっぱり泣いちゃうときは泣いちゃうな
その場にへたり込む僕を眺める夕陽は明日もきっと鮮やかに世界を照らす
景色を橙に染め上げて

さあ 落ち込んでる時間があるなら
さらなる 次の幸せのレシピ探しましょ
いくよって君が言ってくれたから
僕はうれしくなった
嘘みたいに心が晴れやかだ
完全にやさしい言葉とは思えないけど僕には十分だった
十分だったよ

本気で久々に笑えた日にはきっと見上げた空も晴れだから 僕の心を橙に色づける。

2009/01/11 (Sun)

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