詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][得票][編集] |
涙は流しても尽きることはない
だから同じように
笑顔も何度浮かべても消えやしない
寿命も期限もないさ
命が追いつくところまでそばにいてくれる かんたんなカラクリさ
息を切らしてわき腹の痛みこらえて走るように日々がまんを繰り返す
それでも
やがてそのがまんは力に変わる
涙も強さになる
流れ流れて涙は風になる
やさしい雨が瞳から降り出す
ほら振り向けば鮮やかな夜明けが君の心をそっと照らす
差し込んだ光に手を伸ばせばほらねあたたかい
生きる喜びと生きるつらさを人は胸に抱いて 僕も胸に抱いて
はいといいえの二択でこたえを出す
自分と他人を秤にかけながら 日々机に向かう
悲しいけれどうれしいこともある
この世界でこれからも僕は…
その先よりも今をつねに頭に描く
僕は絶望の闇より絶え間ない希望の光を描く
無謀でも世間知らずでも一心に自分を信じて 歩き続ける
涙と笑顔の真下を
今日と明日の狭間を。
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