ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 優しい時間

甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3619] 優しい時間
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


たくさんケンカもするけど
仲がいいほどって言葉もあるから
なんて不器用なことしか言えないけど
結局は僕は君が好き
そのことだけはいつまでも変わらずねじ曲がらずにおなじ愛のうたを君に歌い続ける

僕の心のいちばん奥で光り輝いている感情は君への果てしない思い
言葉や時間には限界があるからなかなか真意にはたどり着けず言い切れないこともあるけど
そうさ
結局 伝えたいことはただひとつ
君を僕は絶対的に愛しているってこと
シンプルだけどそれが僕の真実だ
これ以上美しい感情はないだろう
それこそが僕の真意
難しいこと言っても回りくどいだけ
だから愛を正直に語る
孤独の森に迷いこむまえに抱きしめあおう
おたがいの寒さやさびしさを和らげよう

なめらかなその指
つややかな髪
どこか憎めない瞳
君の好きなとこたくさんあるけど数え上げたらきりがないね
だから君のすべてを愛そうと思う
だめなとこもまた君の持ち味さ

きびしいときも僕はやさしさをおりまぜてなるべく君の心のふるえを少なくしたい
僕だってきびしすぎる人は嫌いだもの
君だって嫌いなはずだから そのへんはちゃんとわかってるよ
痛いほど

だから少ししょっぱくて甘い不思議な塩キャラメル味の優しい時間をもっともっと
明日もずっとずっとくりかえしたい

君と僕がいるこの世界で
ふたりが笑いあえる場所で

優しい時間をつくろう
材料は毎日の日常の中にあるから

言葉にならないほどの燃えるようなせつなさと不屈の愛を心に抱きしめながら
おなじ運命の延長線をたどりやがて消えゆく僕らはおなじ悲しみをもつ人同士として愛しあう
またそれ以上の理由で愛という感情を抱く
ひとりの悲しみやさびしさは君のおかげで緩和され
君なしじゃもう生きれないこの心は君にうばわれたままで
それが妙に嬉しくて。

2009/02/02 (Mon)

前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -