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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3647] スイッチ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


スタートボタンを押しまして
さあはじめよう
楽しい悲しいリアルゲームを
さあはじめよう

ミスしたって笑い飛ばすんだ
悲しいことがあってもゲームなんだからいくらでもやり直しがきくよ
現実とゲームをおなじように見たり重ねたりしちゃあまりよくないけど少しなら役に立つはずさ

ゲームも現実とおなじようなもんさ にているとこがあるだろう
現実とゲームが混在するこの世界で明日も僕らゲームをプレイしてゆくんだ
過ちも間違いもすべてゲームのせいにして
世の中をあざ笑う

スイッチひとつで
スイッチひとつで
始まったようなもんだ
そんな人生をみんな課せられる
時はイタズラに刻まれ続ける
考え方は違っても
真実は汚いだろう
偽善も虚飾もすべておなじ穴のムジナの餌に過ぎないさ

風ようなれ 帆を揚げろ
欠落をうめるだけの日々の中で
波を起こせ 夢をみるんだ

頭の中まで腐っちまうまえにスイッチを早く押すんだ
おそれなどもはや抱いてる場合じゃない

君はチャンスと希望の詰まった貯金箱
居るだけで価値がある 生きた財産

大丈夫
扉はひとつじゃないさ
君にも
明日は見える

さあ ともに不器用な者同士迷いながら悩みながら駆けずり回り探してゆこう
新しい朝を
新しい夢を
新しい今日に花を咲かそう

行くぜ!

時は満ちた
碇を揚げろ

はじまりのスイッチ二人で押そう。

2009/02/11 (Wed)

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