詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
ぜったいに交じり合わない光と影もどこか手をつなげる瞬間がある
背中合わせの対になる光も影もきっと完全には重ならないけど完全にはおなじじゃないけどどこかが似てるんだ
僕らはまるで悲しいマリオネット
社会という操り人にルールという糸で操られてばかり
糸を断ち切ることはできないけどそれでも与えられた命ともうけられた時間の中で人は大きな空にさえ手を伸ばしつかもうとする
僕らが抱く悲しみやせつなさが影なら喜びは光か
僕は考えてみた
難しいけど考えてみた
光と影 笑ったり泣いたりいそがしく生きる
雨と晴れ 繰り返すその波に僕らずっとゆられている
仮面は割れた
素顔も割れた
もうなにも偽れない
本当の自分でこれからはやっていくのだ
今 踏み出したその一歩は決して大きくはないけれどやがてその小さな一歩の意味がわかる
そのひとつひとつ
その一歩一歩の積み重ねが繰り返されてやがて大きな一歩になるとわかる わかる
一歩じゃなくて百歩になる
百歩じゃなくて千歩になる
千歩じゃなくて万歩になる
いくらでも大きく膨らむさ
光に照らされ
闇にのみこまれ
雨にさらされ
陽射しをあびてる
憎むべきか愛するべきかこの不可思議な運命のいたずら
僕らを生んだ何かに感謝さえしなくちゃね
泣いても泣いても笑える喜びもあるから
僕はこの世界もこの世界で繰り返す日々を愛してしまうんだ
愛してる僕の世界
この素晴らしい世界
悲しみの涙に濡れた青い地球
熱いやさしさに赤く燃えてる太陽
琥珀色に輝くせつない夜の満月
今 僕を見つめてるすべてに僕は言いたい
愛してる 愛してる
これ以上言えないくらい
愛してる 愛してる
愛おしき僕の世界
明日も又よろしく
ブイサインで見送っておくれ
悲しくても先で待つ喜びに笑うよ つよくつよく。
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