詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
幸福になりたくて
幸福になりたくて
でも
幸福になるすべがわからなくて
幸福になれなくて
幸福になれなくて
でも
幸福になるすべがわかればあとは
幸福になりたかった
幸福になりたかった
いつの間にかそんなことさえ忘れていつもと変わらない胸焦がす日々の中にうもれてた
取り替えたばかりの枕をぬらしている
幸福はどこにある
幸福はそこにある
でも
幸福は僕ら人間には見えないんだ
幸福は僕らの瞳には映らないんだ
だけど
幸福をつかまえろと人はわけのわからないことを言う
それは
幸福を心で感じるということだったんだね やっとわかったよ
満たすのは心
財布じゃない
満たされないのは心
金じゃない
リッチさじゃない
幸福のゼンマイ
左に右に回しても音沙汰ないときは押してみて
ほらひらく扉 光がもれている
扉だって押しても引いてもだめなら横にスライドさせればいい
よく考えて角度を変えて見方を変えればほら見えてくるものがある
それが幸せへの道さ
幸福になりたいならなればいいのさ
幸福になれないと決めつけちゃだめさ
幸福になれるんだと強い意志をもって
幸福になりにゆこう 生きていこう
ゼンマイ回して
だめなら押して
ボタンかもしれないから
ゼンマイ押して
だめなら引いて
ドアかもしれないから
考え方は無限大
ほら光が君に笑いかける
君はもう幸せ
見えないから感じない限りわかるわけがないだろう
心に聞いてごらん
案外幸せだろ
その満たされた心が幸せをまねく
おしえてくれるはずだ
本当の幸福をね。
[前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -