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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[370] 坂道
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


果てしなく続く坂道の途中で
僕らはただ一心に夢という光を目指して
がむしゃらに少し無理矢理にここまで歩いてきたけど
なぜかいつもいつも思うことがあるのさ

それは夢という錘を背負ったときから
気づいてることで
年を重ねる度にそれは重さを増してく
夢という錘はいつしか孤独へとなり
僕の心にはいつの間にか悩みの種が蒔かれていたんだ

それでも
僕は坂道を登りきることを止めはしなかった
それが僕の夢だから
諦めることは出来はしないから
負けず嫌いの僕は涙をのんで進んだよ

嗚呼
人生は振り返れば
果てしなく
思ってみれば
とても短く
不思議なものさ

そんなことを今更
考える僕は
随分、歳を繰っちまったな。

2007/01/21 (Sun)

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