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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3835] たのしい未来
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


色とりどりの未来が並んでいる部屋に僕のために用意された未来を棚からとる
置き手紙のように整然と置かれた紙には「あとはあなたの自由。
どんな未来を生きるも未来なんか見たくなくて死ぬのもあなた次第です。
さあ たのしいたのしい未来のはじまりはじまり。」神様より
そこにはヘビのような字が不規則におどっていた

さあ…これからどうしようかな
さあ…これからどうしようかな

あなたならどうする?

そんな理不尽 唐突に始まったのが今いる人生なんだ
居たくもない奴らに囲まれて生への執着にしばられる
最後は何もかもをうらむしかない
そんな気持ち 今も僕の中渦巻く

未来なんか
綺麗でもなんでもないよ
未来なんか
だだの退屈な時間だよ
夢なんかみんなよ
理想なんか抱くなよ

そう何回言ってみても
なぜか夢みたくなる僕はふるえる欲望に操られているだけの操り人形

たのしい未来
見上げれば
手を伸ばせば
そこにある
たのしい未来
明るくするのも
暗くするのも
自分次第

かってなんだな

自由という名の放置だ
何もかも面倒なのになにをがんばっちゃってるのか
今でも謎
わからないこたえ

そんなイマ
見つめてる
まだ先を 遠い未来を光あれよと願ってる
どこまでも
愚かで理解できない僕 なにを笑ってるんだろう

ああ ばからしい
ばからしい
神様がくれた
人生という地獄
命というゴミ 排気ガスをたらふくのむ都会暮らしの俺

本音はきっと口で語るより綺麗だから恥ずかしいのかもしれない。

2009/03/30 (Mon)

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