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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[386] 気ままな旅人
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


今までにないくらいの困難にぶち当たったとき
誰よりも何よりも差し置いて励ましてくれたのは
今でもそこで僕のためにと考えてくれる
心やさしい君でした

僕は足りないばっかりに
いつも君には苦労かけてるね
それなのに君は笑っていてくれて
そればかりか傷つきながらも君は僕のためを思ってか
時折、瞳が潤んでいたことがあるんだ

僕は気ままな旅人
いつ旅に出るともわからない
そんな気まぐれな風来坊なのに
君は怒るばかりか見守るばかりで
だから僕はいつも旅に出るのに
出るに出られず
とうとう旅をすることもなくなって

君と死ぬまで
一緒になって
笑っていようと
心密かに決めたのです

もう僕は気ままな旅人じゃなく
今はただの君にぞっこんな愛妻家なんです。

2007/01/23 (Tue)

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