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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3957] 存在が風に消えても
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


生きる理由がわからなくても
わからないまま死んでも
ただ僕はここにいた
そんな血ににじんだ事実が時間の流れにかき消されても
誰も同じ運命だから仕方ないよね

でも ねえ
存在が風に消えても
残るもの ひとつだけある
それは ねえ
生きていたという見えない証なんだよ

それだけは消えないから
自分を信じてあげて
誰がどんなふうに自分を否定しても

存在が風に消えても。

2009/04/19 (Sun)

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