詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
無理はしないで
できるとこまで
できるとこから
やれるだけ進む
今日は今日のノルマを果たせれば
無理などなく人生を歩けるだろう
それでも急げと急かし僕の背中を無理やりどつく世の中はどれだけ僕を悲しませりゃ気が済むのか
僕は死ぬまでつきあうぜ
こんな調子で
人生の階段
ときには 軽快に一段飛ばしながら進める
だけど たまには一段ものぼれない日もある
ただそれでも階段は時が進むだけ僕の命を上までつれていこうとするから
ウダウダしてても無理やり見えない誰かに襟首をつかまれ連れて行かれる
明日という段まで
人生の階段
今日も下まで転げ落ちたい気分
いっそ落ちぶれてみたい
捨てたんだ この人生
もうかまわないでくれ
自分の可能性なんて見たくもないから
知りたくもないからどうか僕を放してよ
時間よ 使命よ 無駄に生き続けることのありがた迷惑さよ
人生を俺はおりたいんだ
でもなぜか今も進むこの足は前へゆこうとする
理解できないな
人生の階段の途中で今日も息をあげてる
つらいのに苦しいはずなのに生きて汗をかくことをどこかで楽しんでる
ばかな俺
それを楽しんでるわけじゃない
その先に待つ喜びが目的なわけで
僕は訂正した
素直な言葉で。
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