詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][得票][編集] |
上には上がいる
見上げれば自分より位の高い人が自分を見下ろしてる
僕は所詮
あの人の操り人形
操り人は操られ人
社会の塔の社会通念上の掟だよ
僕も誰かを見下ろし誰かに見下ろされてる
お互い様だ
見下す奴も
敬っておいて
被害を被らないように社会に媚びうる奴も
社会の塔が倒れるか僕がくたばるまでそれはずっと僕は縛る
誰も悪くないんだ
だけどなんかすごく何かが腹立たしいよ
こんな気持ち
行き場もなく
ふらふら フラつく
社会の塔の中
階段の途中
少しの歳の差があるだけで扱いが違うんだ
陰であざ笑われながら僕は陰で泣いてるような日々
この僕に神様よ
光をください
さすがの僕でも
神に頼りたくなる
そんなどうしようもない現状に惑う社会人
今日も誰からも見下されない敬われてばかりの一番位の高い太陽に憧れて
旅に僕よりわずかに早く出た先人を嫌う 嫌う 嫌う
社会という塔の中腹にも満たないはるか階下で。
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