詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
どんな人にも
隠してる普段とは違うもう一つの表情がある
いつもは見えないように見せないように
嫌いな奴にも笑顔を振りまいて隠してるだけさ
本当は絞め殺してやりたいくらいに思ってるんだよ
そんなこと口が裂けても言えやしないけど
それが本心なんだ
人は見た目以上にどす黒い心を持つ生き物だ
自分の利益のためなら
人を踏み台にしてもどうとも思わない
心の中は覗けないから
よけいにコワい
仮面の裏の素顔
君のその仮面の下はどうなってるんだろう
いつもは笑顔をして強がっているけれど
本当は泣きたいんだろう
でも泣きたいのに泣けないんだろう
顔に出しては泣けないけど心では泣いてるんだろう
見えないけれど見えてしまえるようだよ
その君の強がりは
僕の悲しみなんて値しないくらいに
とても悲しくて辛いことだろう
そんな君の悲しみや辛さに気づいてやれたら
あのときあんな悲しい気持ちでさよならする事なんて
なかったかも知れない
今更悔やんでももう遅いけど...
できることなら
見たくなかったよ
君の仮面の下に隠されてた本当の心
でも本当のことなんだからやむを得ないけど。
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