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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[416] 仮面の裏の素顔
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


どんな人にも
隠してる普段とは違うもう一つの表情がある
いつもは見えないように見せないように
嫌いな奴にも笑顔を振りまいて隠してるだけさ
本当は絞め殺してやりたいくらいに思ってるんだよ
そんなこと口が裂けても言えやしないけど
それが本心なんだ

人は見た目以上にどす黒い心を持つ生き物だ
自分の利益のためなら
人を踏み台にしてもどうとも思わない
心の中は覗けないから
よけいにコワい

仮面の裏の素顔
君のその仮面の下はどうなってるんだろう
いつもは笑顔をして強がっているけれど
本当は泣きたいんだろう
でも泣きたいのに泣けないんだろう
顔に出しては泣けないけど心では泣いてるんだろう
見えないけれど見えてしまえるようだよ
その君の強がりは
僕の悲しみなんて値しないくらいに
とても悲しくて辛いことだろう

そんな君の悲しみや辛さに気づいてやれたら
あのときあんな悲しい気持ちでさよならする事なんて
なかったかも知れない
今更悔やんでももう遅いけど...

できることなら
見たくなかったよ
君の仮面の下に隠されてた本当の心
でも本当のことなんだからやむを得ないけど。

2007/01/26 (Fri)

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