詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
紅く紅く何よりも紅く僕は光る
体中の血液が沸騰するくらい精いっぱい生きる
致死量を越えてしまうくらいの紅い涙を流して
僕は迫りくる時間と闘いながら紅い夕陽が告げる終わりまで
何よりも紅い
誰よりも紅い
紅に全身染める
紅に心をも染める
それは日常的に行われるありふれた流れの中で流れの中でそうなるのさ
他人には青く見えるその情熱が紅く紅く僕の目には映ってしまう悲しみと闘いながら勇む日々
あの夕陽より紅く
もしあの人の目にも紅く見えたなら
この気持ちも紅く染まるはずだ
そんな気持ち胸に隠して隠しきれなくて思わず赤らむ頬を紅に染めた 紅に染めた
ごくあたりまえな素晴らしい夕暮れ時
僕はきれいな紅に染まる 君の目の中。
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