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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[4165] それでも生きていくのだ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


リアルに死にたくなるような日もあるさ
悲しくて悲しくて泣いてしまう日もある
だけどだけどだけど生きてゆく事だけがこの僕に残された最後のつとめだから

落ちた涙
今はまだ拭わずに
このまま
びしょぬれの日々

それでも僕らは生きていくのだ

風のように
明日をひたすら目指す旅人
気取ったりしてさ

誰かの言葉に今日も涙を無理矢理隠して
悲しいのに泣けず笑いたいのに笑えず
感情さえも持ち込み禁止の社会で生きる

なぜ死んでしまわないのか自分でも不思議なんだ
それでもそれでもって前に進もうとするんだ

そんな自分 あまりにも痛々しくて見れたもんじゃないけど君はまだ生きていくというのか
ああ 僕よ…

そこに光が リアルが 見えているかぎり
視界を永久の闇が覆うときまで 魂が空に昇るまで

生きるのかな

無意味なそう無意味な苦しみを我慢してまでも僕は僕自身を痛めつけ世の中に縛り付けるのか
ああ まったくもって理解できないや

そんな気持ちゆがんでてもいいよ

本当なんだ

矛盾してるんだ
ごちゃ混ぜなんだ

わからない…
何もかもすべて
なぜここにいるかも
わからない…
何もかもぜんぶ

神のみぞ知るっていった状況で
僕には一切の説明もなされてないんだ

今日もそれをいいわけに涙がほらあふれるだろう

他人にはわかるまい
自分にしかわかるまい

無理もない

個人的な感情だ…

2009/05/23 (Sat)

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