詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
不公平な夜には不公平な別れが似合っている
これ以上僕らが一緒にいる意味はない
無意味な時間稼ぎや言い訳なんて必要ない
悲しい目をする君の気持ちがわからない
さよならと決めたはずなのに
さよならするのが躊躇われて仕方がない
さよならは二人の為なのに躊躇うのはなぜだろう
ここから見える景色は眺める誰もを悲しい気持ちにする
煌めくネオンと長く続く細い道を行き交う車の列
たぶん きっと
別れを躊躇うのは
このシチュエーションのせいだろう
unbalance・night
終わりは新たな始まりと
言う誰かの声が頭から離れない
だから きっと
僕らは運命から逃れられない
宿命づけられた何かで結ばれてるんだろうな
寂しさは寂しさでしかなく
悲しみは悲しみでしかなく
やっぱり 僕ら…
離れられないらしい
そう 思うんだよ
君のスレンダーボディに尻尾を振らない男はいないから
だから 僕も…
おそらく このまま...。
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