詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
信号は赤で渡るな
青で渡れ
そして青でも左右を確認してから…
とかいうありふれた正しささえ信じられず破りたくなったのはこの世の中があまりにもリアルな配色に染まってるから
夢のない花壇には
光のない鉢には
ありきたりな花しか咲かぬ
だから 正義をちょっとだけ破ってみました
ですから 正義をちょっとだけ犯してみました
ボクはもう美しさ取り戻せない
やだ やだ やだ やだ
何もかもがイヤんなっちゃった
やだ やだ やだ やだ
何もかもがイヤんなっちゃった
正義は今や被り物した見せかけのバッタもん
やな物はやだ
やな物はやだ
子供みたいにたまにはオトナだってだだをこねたいぜ
ボクらはオトナの皮をかぶった子供
世の中が正義の皮をかぶった悪だというならそんなとこだね
悲しき涙のあとに
ワインが飲みたくなる
切ない涙のあとに
ワインがほしくなるぜ
さあ 飲み干そう
悲しき涙のワイン
空に掲げて
ボクは酔った勢い手伝わせ正義を裏切るんだ
今が
正義を裏切るとき!
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