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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[4243] 星に願えば
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


世界で一番愛してる君だけにさ
伝えたいことばひとつ今 かき混ぜてつくってる
でもなんかわざとらしいことばになった
だからありのまま伝えてみた
愛してるよ
大好きだよ
僕の気持ちはまっすぐあなたへ届いたのかな
迎えに行くよ
静かな夜に月の光の路を伝って

窓を開けててね
僕は君を呼ぶから
にゃーお
にゃーお
猫なで声でさ

君を困らす何かを僕はゆるさない
君を傷つける何かを僕は憎もう
その代わり愛をもらうよ
でも僕も君を困らして君を傷つけてる
でも自分を憎んでもゆるさないでいてもむなしくなるだけなあ

この時間はまるで幻のように君と僕との愛をあたためてくれる
傷ついて憎みあって
人間なんだからいつでも正しくはいられない 綺麗にはいられない

だからせめて君への愛をポケットに忍ばせて忘れそうなときは思い出すから
それを見て
でもポケットに忍ばせた事さえも忘れてるときがある
だめな僕だな
元も子もない

でも忘れないでね
僕はたしかに君を愛してる
星に誓う 月に誓う
その証はいつも胸の中だから君には伝わらない
君にもしも僕の頭見せられたなら見せてあげたいものだけど
そんなことできないから僕はその代わりに君に愛を精一杯一生かけて説明するのさ
ときには喧嘩しながら
そしてそうすることが愛を証明するただひとつの方法とさとりました

僕は夜も朝も昼でも君への想いを捨てたことはない 忘れたって何度でも愛は名前呼べばここにもどる
だから呼ぶのさ
生きているあいだだけゆるされたときめきをただひとりの人と共有する幸せを噛みしめて
おなじ星を見つめてく

説明すれば長くなる
だから人生かけて語るのさ 想いの全て
語り尽くせないほどの想いを君に死ぬまで歌う
星に願えば星が祈りを聞き入れて僕らの心にオーロラを降らす。

2009/06/07 (Sun)

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