詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
悲しみには喜びにないものがあるから
悲しいばかりでは見つけられない何かがある
そして
喜びには悲しみにないものがあるから
喜んでばかりでは気づけないものがあるんだ
だから雨は降り
日は照る
そんな繰り返しが
人には定められてる
なんでかはしらないけれど
受け止めてみよう
受け入れてみよう
抱き止めてみよう
抱き入れてみよう
心の中にあふれる光
自分だけの光
変えられない光
悲しみにも強さをもらってるはず
だからだから喜びにばかり育てられてるわけじゃないのさ
わかるだろう?
僕ならば
わかるだろう?
雨のち晴れの日々
恵まれている
そんな今に
謝々謝々
喜びに干からびてるわけじゃなく
悲しみにおぼれてるわけでもなく
人はただ必要以上の欲を欲してるだけ
手のひらで足りる幸せに満足できないだけ
大昔の神様は必要なぶんだけの幸せしか手に入れられないように人の能力を制御した
こんなにも幸せなのに
それさえも気づかないまま
人は限りなく限りない幸せをきりもなく求めながら魚のような死んだような目をしながら生きてる
キミももしやそうかい?
だから雨は降り
日は照る
そんな繰り返しが
人には定められてる
今気づいたそれはきっと人がうぬぼれぬ為
そうじゃなくても人はうぬぼれるけど
全てのことがうまくいかないことを承知の神様はわかってた
人間のもつ欲深さが
だから神様はせめてもの制御をほどこした
それでも抑えきれない人間の欲深さを計り知れない宇宙
雨のち晴れの日々
恵まれている
それなのに僕らは
感謝もせずに
平然とした顔で
謝るときも
空返事
そんな人ばかり見る
そんな人ばかり居る
神様は今
嘆いておられる
そんなイメージ
抱きしめたまま深呼吸。
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