詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
毎日 毎日 こんなに楽しいのにいつか終わりがくるなんてとてもじゃないけれど信じられません
みんなそうなのかな
みんなそうだといいな
人生は始まってから百年くらいでだいたいは終わる それまでには土の中
だけれどそれまでのあいだには素敵なストーリー描かれている
形には残らないけれど永遠には名は残らないけれど
誰もが胸に秘めている自分だけの光を解き放って輝きながら生きている
明日も生きていく
軽快に靴音鳴らして地響きが起こるくらい自分の存在をいくら叫んだって意味はないのさ
命はろうそくだから
燃えきったらあとは潔く消えるしかない
だからこそだからこそ燃えていられるあいだにろうそくみたいに豪快にメラメラ命を満喫しよう
僕らは生まれもっての輝きを放ちながら
毎日 毎日 繰り返す同じことの連続の隙間にときめきを重ねる
閉じてる心の目を開けてみれば案外見えるものだよ
キミやあれやこれが
明日への光なんだね
だから明日も僕はためらわず生きたいと素直に言えるのさ
キミやあれやこれがあるから
明日も涙の雨の中
濡れながらも笑えるのさ
明日も社会の風に吹かれ
飛ばされそうになりながらも進めるのさ
なんのおかげですか?
聞くまでもないよ
キミやあれやこれのおかげさ
今も胸の中
光ってる
頼まなくても僕の明日をまばゆく照らしてくれる
悲しみに対抗するための喜び
サンドイッチみたいに交互にはさんでくれる
美味な日々さ
だからなにが起こってもこの人生に勝る場所はない
僕が笑うのにこれほど適した場所はない
だからこの人生
この世界 悲しくてもいつまでも生きたい
悲しくてもいいから
そう思うんだ
でもいずれくたばっても光は消えない
骨になっても光は見える
でも今はまだ先の話だから精一杯今を生きよう
ノリノリで。
[前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -