詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
時には盾になって
時には剣になって
あなたを傷つける何かから守りたい
あなたを傷つける誰かを亡き者にしてしまうかもしれないけど刃を向けなけりゃ君は守れない 仮面の下に隠した弱さに目をつぶろう
正義というものがこの世にあるならば君を間違った何かから守ることが唯一残された希望
僕の信じる正義
僕は強いんだ
何も恐れることなんかない
君を守れる力あふれてくる
これが正義
人を傷つけることが間違ったことならば誰も守れぬ
だから僕は刃を向けられれば他人を傷つける
弱きを助け悪をくじく そんなありふれた正義が本物なら僕はきっととっくの昔にヒーローだ
だけれど僕が望むのはそんなテレビの中のヒーローじゃなくテレビから飛び出したリアルなヒーローなんだ
君だけのヒーローなんだ
すさまじい力もないこの僕にあるのは宇宙より果てしない君をゆるせる力
そして君を愛せるエネルギー
あふれてくるよ
時には剣になって
時には盾になって
君の悲しい気持ちを消し去りたい
君のくすんだ毎日を塗り替えたい
この刃は君を守り誰かを傷つける諸刃の剣なんだぜ
君を傷つけるなら誰も容赦はしない
この刃は敵を選ばない
君を守ることこそが僕の正義
だからだからだから君を守るためならためらいなく刃を振るう
血ぬられた正義でも君を守るためには正義も汚すさ
僕はいかれたヒーロー
君を守るためなら悪だっていわれたってかまわない
君を愛してるからさ
ありふれた行動だって思うのは僕だけか?
正義はこの刃が この盾があるところにあるのさ
ヒーローは君の傍にいつもいるよ
変身するぜ
弱い僕から
強い僕へと
心から 心から
ヒーローになって
君を守り君を抱きしめたい
この愛は正義の息吹き
明日の僕らを限りなく変えてゆく
それが二人の選んだ正義。
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