詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
この手で何をつかもうかな
つかみたいものならばたくさんある
この手はきっと大切なものを人から奪うためにあらず大切な人を守るためにあるんだ
非力でもなんでもそれがわからない人の手は汚れた手
今考えてみよう
手があることの素晴らしさをそれを当たりまえに思う愚かさを
誰かには当たりまえじゃない
誰かには僕の当たりまえなど通じない
この手はいつか夢みた未来をつかむ手であり君という人を守るためにある手なのさ
だからかっこわるくても精一杯守るからね君も目一杯守られてくれよ この僕に
絶対 君を幸せにしてみせるから
君の手と僕の手が明日を描くならきっと素晴らしい未来になるはず
手を陽にかざして
今考えてみたよ
いつも守られてばかりじゃないことを君に身をもってわからせてあげよう
僕はそのためにこの手でこの手で君を守るよ
傷だらけでも泥だらけでもこの手はきれいさ
君は抱きしめてくれた
傷だらけのこの手をにぎりながら涙ながらにありがとうとつぶやいた
この手だけはこの手だけは誰にもわたさない
君だけの手さ
いつか君の全てをつかんでみせるから
僕は休まず手を動かす 大好きすぎるほど大好きな君の君のために
君のためにある手だからいえることだ。
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