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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[4414] 幸福と不幸の境目
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


自分を不幸だと思える人は幸せだ
だってまだ不幸だと思えるだけの余裕があるから
真の不幸の来訪は人を黙らせるから
不幸と思えるだけの心の余裕があるのならばそれはまだ不幸の序の口
真の不幸は人から言葉をも奪うから
不幸だ不幸だと口にできる限りはまだ不幸ではない証である

僕はたぶん 君もたぶん
幸福と不幸の境目に立っている
そこにいる限りは安全が約束されてるようなものだよ

大丈夫
案ずるなかれ
それはただの限りない幸福への渇きだ
欲張ってはいけないよ
今の生活の中に輝くあたりまえな幸せを見つけてごらんなさい
不幸だ不幸だと目をそらすだけの生活じゃなにもわからないよ

そこにいられるからきっと幸せにも気づけるんだってことなお気づきなさい
早く 早く
真の幸福はそこだけにあるから
真の不幸はそこにはないからね
心の閉じた瞳を開けてみてね
きっと きっと
いつかは見えるだろう
真の幸福が 見せかけの不幸を壊して
いつも気づかないだけで傍にある
気づいたときにはじめて気づく
まるではじめての感覚で頭を下げる
どうもはじめまして幸福よ
気づけなかった僕をゆるしてと笑うだろう
真の幸福に目覚ましい夜明けがおとずれるその日までどうか無事でいて健気な僕よ そして君よ

ずっとその境目で待っているから。

2009/07/31 (Fri)

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