詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
今日も何一つ
昨日と変わりなく
日が暮れていく
空がオレンジに染まって
誰もが家族の元へ帰っていく
歩道橋の上から見た夕暮れは
なぜか悲しい色をしていた
『さよなら』という誰かの声が永遠の別れにも聞こえた
さよならグッドバイ
もう会うこともない人たちにさよなら
もう戻らない
今日にさよなら
僕は風に舞うように黄昏の中へ消えるよ
明日へ向かうんだよ
今日を取り巻く
すべてにさよならをして
明日へと向かう風に乗り僕は今日に手を振るよ
さよならグッドバイ。
[前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -