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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[566] 揚羽蝶
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


ねぇどうして君はそんなに孤独になってしまったの
ボロボロの羽で空へは飛べない
この街は悲しみで今満たされているんだ
もう戻ることのできない日々のそのすべてを
何を求めて今生きてるんだ
もう何ひとつ僕には夢を掴む手だてすらないというのに…

あの日恐れながらも
飛び立った羽化したばかりの揚羽蝶
雨に濡れ
輝いてる誰よりも
美しい羽と美しい心のまま
空の果てへと飛んでいきたいの
いつか終わる命ならこのまま何処までも。

2007/02/25 (Sun)

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