ねぇどうして君はそんなに孤独になってしまったの ボロボロの羽で空へは飛べない この街は悲しみで今満たされているんだ もう戻ることのできない日々のそのすべてを何を求めて今生きてるんだもう何ひとつ僕には夢を掴む手だてすらないというのに… あの日恐れながらも飛び立った羽化したばかりの揚羽蝶 雨に濡れ 輝いてる誰よりも 美しい羽と美しい心のまま 空の果てへと飛んでいきたいのいつか終わる命ならこのまま何処までも。
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