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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[574] 子守歌
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


深い暗闇の向こうから聞こえてくるやさしげな子守歌

聞き覚えのある特徴的なその声
大好きだった母の声
聞き間違えるはずはない
確かに母の声だ

死んでしまってからも
僕のことを心配して
せめて夢の中だけでもと
僕に懐かしい子守歌を聞かせているようだ

その声を聞く度
僕は思わず涙してしまう
懐かしさに胸が熱くなるんだ
それでもあなたは姿を見せず
ただ声だけで唄を唄うだけ

やさしい声のあの懐かしい子守歌を。

2007/02/27 (Tue)

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