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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[655] 続・夜
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


夜は意味もなく涙が溢れてくる
星の瞬きを見ただけでももうダメさ

どうしてなのか
夜は君との暮らしを思い起こさせる
皮肉なことに今日は君と初めてキスした日なんだ
だからかこんなに涙が出るのは

夜は続く
まだまだ朝はこない
夜は続く
意地悪く続く
記憶の奥の奥にあるあの日の夜が鮮明によみがえるよ…

夜が明ける 朝がくる
僕はどうやら気づかないうちに眠っていたようだ
なんだろう気持ちが晴れやかだ
きっとそうか夜を越えたからだな

長く息苦しい
キスした日のあの夜を思い返させる
意地悪な昨日の夜を。

2007/03/11 (Sun)

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