ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 昨日のように。

甘味亭 真朱麻呂の部屋


[657] 昨日のように。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


日々は長いように思えても
ヤッパリ短いような気もする
そんな不思議な気持ちを抱きながら
僕らはずっとずっと生きていく

知りたくもない事
知りたい事
たくさん学んで
たくさん食べて
人は大きくなる
大人への一歩を踏み出す

昨日と同じ答えは
明日になれば解るのかな
昨日問いかけた
問題は明日には解決してるかな
大人に成っていく過程で僕はどれだけ
答えを見いだして
問いかけられたかな
その問いかけにすぐに答えられたかな
今抱えてる問いかけは明日解けそうかな?
自分でもわからないよ
そればかりはわからないよ…

昨日のように
僕らはずっと後になってから
遅くもあの日を悔やんだりする
最悪な場合でおじいちゃんになってから
おばあちゃんになってから思い出す
シワだらけの頭じゃ答えは見いだせないのに…
涙だけが頬から流れてくる
悲しみだけが胸に募ってくる。

2007/03/11 (Sun)

前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -