夢から覚めてもまた夢 現実は遠く彼方に 還らぬ日々を抱いたまま眠る 明日の風に捲かれ 憂うつを抱え込み 気づけば浅き夏の夢 夢から覚めてもまた夢 理想は遠く遥かに 退屈を抱き上げ 気づいてももう遅く 希望の光はやがて瞬きをなくすだろう うなだれるだけの日々を涙でかき混ぜて。
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