ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 平べったい月の夜

甘味亭 真朱麻呂の部屋


[743] 平べったい月の夜
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


あなたにはじめて
出会ったときのこと
今までずっと考えてた
あなたは今も昔も
出会った頃と変わらずきれいだ
心も体も僕なんかじゃ
勿体ないくらい君はきれいさ

やわらかな平べったい月の夜に
恋をした
照れくさいから言葉をしまった
そっと胸の奥に

やさしい月明かりに揺らめく君は
まるでいま地に降りたったばかりの
白い天使のようだ
ドレスに着替えた
あなたはあの頃のような可愛らしさとは
打って変わって
もう立派な大人の女性さ。

2007/03/22 (Thu)

前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -