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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[784] 理由なき二人
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


いつもいつもそうさ
だいたいそうさ
気づいたら夕暮れ
そして僕の心は赤く赤く染まってさ
きれいなあの夕焼け空と同じ色になって
とてもキレイ
とても美しい
まるで君みたいだよ
少し頬を赤らめて
僕は言ったのさ

美しさに キレイさに
意味などないのさ
ただそこには理由のない愛情と誰かを好きになる
こんな気持ち
いつまでも歳を取っても
ずっとずっと変わらないまんまの気持ちで君に好きって言いたいよ

懐かしいあの歌を
思い出に暖められながら
さぁ唄おう
さぁ口ずさもうよ
あの日唄った歌を
変わらぬ愛で抱きしめ合いながら
あの頃と何ひとつ変わらない笑顔で愛し合えればサイコーさ

だから ほら
こっちにおいで
夕焼けがキレイだよ
少し切なくて
少し儚げ
それでもキレイさ
それでも美しいんだよ
そんなものなんだろ
愛ってものは
そんなものなんだろ
決まった理由なんていらないんだ
そう愛ってものはそんなもの
だけどとてもキレイで美しいんだよ

そして 僕は唄う
ララララララ
そして 君を愛す
ルルルルルル

理由なき二人が出会ったこと
理由なき二人でいられること
とても とてもうれしいから
僕は 僕はもう男泣きしちまうよ
そして潤んだ瞳に映る夕焼けが滲んで見えたんだ
気づいたら君の胸の中掠れた声で唄を唄う。

2007/03/26 (Mon)

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