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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[789] 思い出のピアノ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][得票][編集]


思い出はピアノのメロディ

どこか悲しくて儚くてせつない

そしてそのメロディは年老いた僕の心を暖めてくれる

まるでお母さんの子守歌のように
ひとりぼっちのこの年寄りをやさしさで包んでくれる

ハートを揺さぶる
ピアノのメロディ
暖かな春の陽射しのような
そんな音色さ

思い出のピアノ
私の心に差し込む
思い出という陽射し
涙の味に似て少し
しょっぱくて
水あめのように甘さもあったりして
そして何よりも血の通った温もり
僕の冷たくなった心に灯る愛の灯火。

2007/03/27 (Tue)

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