詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
誰もがそう不安と迷いの旅の中
いろいろな悩みを抱えながら生きていく
その途中大きな壁が立ちふさがって
僕の歩みを遮る
そのたび僕はいつも傷つくことを恐れて
なだらかで簡単な道を選んでしまう
たとえ可能性があっても自分にとって最も合理的な道を歩みたがる
それが僕だった
それが僕の弱さだった
求めていたもの
追いかけていたもの
幼い頃から夢見ていた理想の未来
そんな未来を僕はいつ落としてしまったんだろうか
僕が生きている現実はそんな未来とは程遠いありきたりで偏屈な毎日で
それどころか夢や理想なんていつの間にか頭から離れて
忘れてしまっていた
そうまるで自ら意図的に忘れようとしているように
僕はいつからか自分のことを卑下して
やろうともせず
挑戦しようともせず
ただ過ぎていくまま
流れていくままに
僕はあの日夢へと続く道をそれ
いつからかこんな悲しい未来を生きていた
そして今でもふとしたときに想い考える
僕の長かった旅は
もうあの日道をそれた時点で終わりを迎えたんだと
僕の夢はもう二度と手にはできないんだと
今さら後悔で胸を痛めても無意味なんだと
現実は言わずとも
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