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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[81] 幸せの色
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

何気ない朝に君と向かい合わせに食べる朝食

カーテンからやわらかく注ぐ木漏れ日
僕が一番なにも考えずにホットできるそんな時間

ときには傷つけ合い
ときには励まし合う
そんなことすべて併せ持った魔法の笑顔

コーヒーカップの縁についた口紅の痕を拭い
恥ずかしそうにはにかむ君はまるで天使のよう

何もかも忌み嫌う時間があるなら
すぐさま何もかも愛せるような時間に変えて
汚れのない心で君を抱きしめたい

空がオレンジ色の服に着替えて
僕らの瞳に燃えるような赤い太陽を映している
今日も一日ご苦労様でした
すべての頑張りが報われそうだ
この一瞬で悲しみも美しく彩られる

君の空はどんな色をしているのですか?
僕だけに教えてください
晴れた日の青や夕暮れの赤や雨降りの灰色
空は様々な色を僕らにそっと見せてくれる
どんなときもそばにいて

愛し合う僕らに色があるのだとしたら
きっと
言葉じゃ表せない
決まった形のない
それぞれが思い描く色
幸せの色さ
君と僕の色さ。

2006/12/16 (Sat)

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