詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
愛の終わりにこの歌を歌おう
淋しい気持ち
君も感じてるだろうから
少しでもその淋しさ
紛れたらいいな
だからこの歌を歌うんだ
君と作り上げた
幾多の思い出
それもたったサヨナラの一言で終わってしまうんだね
君の笑顔も何もかもが記憶に新しすぎて
僕は涙を抑えきれずに
泣いてしまうけど
君も僕とおんなじ気持ちなのかな
ちょっとしたすれ違いや行き違いで
愛は容易に壊れてしまうんだね
それを皮肉にも君と別れる今の今まで
僕は気づけなかった
いつの間にか
僕は君にむかしの彼女を重ねてしまったみたいだ
忘れまいとする気持ちがまだ僕の中に
残っていたのか…
愛の終わりにこの歌を歌おう
明日の朝目覚めれば君はもう赤の他人
思い出がこれほどまでに僕を苦しめるなんて
眩しい朝焼け
バインダー越しに見えた青い空
きっとそれでも僕の心には君とのお別れの傷跡が古い傷跡の上にまた重なる
そして空はいくら晴れていても
僕の心には永遠に晴れることのない
悲しみの冷たい雨が降り続いているだろう。
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