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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[872] 『無題A』
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


道を何処かで
もし誤ってたら
君に会えなかったんだな
そう想うと不意に笑みがこぼれて
喜べたりなんかする
おもむろに君の手を握って良かったなんて呟いた
君は頭におっきなハテナマークを浮かべて
キョトンとして唖然としている
それもかまわずに僕は君を抱きしめたよ
何が何だか解らない君は
恥ずかしそうに
どうしたの?なんて聞く

何でもないと
返事をして
しばらくの間
抱きしめ合ってた
それだけ
それだけで
なんか嬉しくなれたりする
前よりずっと愛が深まった気がする。

2007/04/03 (Tue)

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