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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[932] あるところに…
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][得票][編集]


午後二時を回って
気がつけば夕方になって
なにをするわけでもなく
ただあくびをしたり
窓の外を眺めてみたり
うたた寝したりしていた

こんな退屈な日々は後どのくらい続くんだろう…
夕焼け空はこんなにもきれいだというのに
部屋はこんなに散らかって汚い

ねぇ教えてよ
生まれてきた意味を
ねぇいつまで
僕を生かしておく気だい?
問いかけても
問いかけても
返事など返らない
それでも
僕はバカみたいに
仰向けに寝ころんで天井を見上げて呟いた
気づいたらまた
男気もなく泣いていた

僕も昔話みたいに
あるところに…
なんていつか過去の存在になるのかな
なんて想ったら
泣けてきたんだ。

2007/04/13 (Fri)

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